上の写真、誰だかわかりますよね。もちろん我らが歌姫、三宅由佳莉さんです。
去る8月11日(土)、三宅さんの郷里倉敷近郊の小さな町で開催された夏祭りの会場に設えられたステージで、飛び入りで歌を披露されている様子です。
「やす」さんのTwitterで写真を拝見し、DMでその時の様子などを教えていただきました。三宅さんの実家があるのは倉敷市の玉島ですが、会場は山間の小さな町です。この町に親戚の方が住んでらっしゃる関係で訪れていたようです。おそらくカラオケ大会のステージだと思うのですが、勧められるままに、快く披露されたのは「祈り」だそうです。このところ、演奏会などでも歌われる機会がありませんでしたので、会場にいらした方々は本当に幸運でしたね。
三宅さんは、「歌を聴いてくださる方がいらっしゃるのなら、どんな場所ででも歌います」と仰っています。夏祭り用の急ごしらえのステージですから、いつもの演奏会場とは比べること自体ナンセンスですが、気心の知れた東京音楽隊のバンドもいないステージで、カラオケに乗せて「祈り」を歌われた三宅由佳莉さん。「やす」さんからのDMを読んで、なんかじわっと感動しました。
「やす」さんの娘さんも、そのお友達も、目をキラキラ輝かせながら、三宅さんの歌に聴き入っていたそうですし、家に帰ってからも興奮冷めやらず、大喜びだったそうです。三宅由佳莉さんの歌は、やはり聴く人の心に届き、響くんですね。
下の動画は、2012年の観艦式予行の際に、護衛艦「くらま」のヘリコプター格納庫内で行われた東京音楽隊の演奏会で、三宅由佳莉さんが歌われた「STAND ALONE」です。
「三宅由佳莉さんの2012年レビュー」という記事の中で、この演奏会について書いた部分を引用します。
「観艦式の予行を終え、東京湾に向け帰投しつつある『くらま』艦上で、演奏会が行われました。ヘリ格納庫内という、演奏するにはあまりにも劣悪な環境にもかかわらず、東京音楽隊が奏でる音は、力強く響き渡り、また、三宅由佳莉さんが歌う『Stand Alone』は、その立ち姿の凛々しさも相俟って、聴く者の心を揺さぶります。
この動画を上げて下さったroubil1さんが、『持っていったビデオカメラの電池は切れ、古いデジカメでの撮影なので手ブレやピンボケだらけですが雰囲気だけでも伝われば幸いです。』と仰っているとおり、画質も音質も、お世辞にも良い状態とは言えません。
でも、この動画を観るたびに思うのです。伝える側の想いが本物であれば、会場や録画条件などに、どれほどの意味があるのだろうかと。心は心を探ります、音質や画質ではないんです。
『くらま』側も三宅由佳莉さんの歌唱には相当の配慮をしているようで、三宅さんの歌唱が終わった直後に艦内マイクが入ります。航海中は、艦艇運用が最優先されますが、それでもギリギリまで艦内マイクを控えたことがよく伝わります。
つくづく、いい動画だと思います。roubil1さん、ありがとうございます。」
演奏する環境は、音楽の質を考える上でとても大切な要素です。でも、何より大切なのは、どんな時でも、どんな場所でも、その時その時の精一杯を歌に込めて、聴くひとの心に届けようとする気持ちなのではないでしょうか。
今回、お世辞にも立派とは言えないステージに立ち、心を込めて歌われているのがよく伝わってくる写真を目にして、三宅由佳莉さんの「心の歌」について改めて考えてみました。
「やす」さん、写真のアップありがとうございました。
最後に、「やす」さんご一家と三宅由佳莉さんの集合写真をご覧ください。
三宅さんも、「やす」さんご一家も、みんないい笑顔ですね(╹◡╹)
写真の掲載については、「やす」さんのご了解を得ております。