あれこれdiary

海自OBによる偏見御免徒然あれこれdiary

三宅由佳莉さんの、「海」

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 本来であれば、今年は自衛隊記念日行事として観艦式が行われるはずですが、先回、「観艦式について(2)」という記事で、今年の観艦式はなさそうだと書きました。

retcapt1501.hatenablog.com

 でも、仮に今年観艦式が行われるとすると、三宅由佳莉さんは入隊後10年にして4回目の観艦式になります。入隊した2009年が観艦式イヤーだったため、東京音楽隊に着任した翌月には観艦式デビューを果たしているのです。いつも思いますが、「持っている」人なんですね。

 そんな「持っている」三宅由佳莉さんが、観艦式に参加した護衛艦「くらま」艦上のデビューステージで、唱歌「海」を歌う様子を交えたインタビューの様子を、海上自衛隊の広報用ビデオから抽出してみました。

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 観艦式デビューとは思えないほど堂々と歌っていますが、やっぱり初々しい感じです。またインタビューに応える様子も、まだ真っ白なキャンバスをみるようなイメージです。任務や使命に対する認識がしっかり確立する前ということもあるのでしょう、初々しい反面、語りに迫力はありませんが、大きな伸び代がすでに感じられます。

 さて、今回なぜ唐突に「海」をご紹介したかと言いますと、最近公開された海上自衛隊公式広報ビデオ「精強・即応」を観たところ、いきなり三宅由佳莉さんの「海」の歌声から始まるという演出だったものですから、2009年観艦式と絡めて記事にしてみようと思った次第です。

 この広報ビデオはなかなかよくできており、海上自衛隊の現場の様子を知るには格好の資料だと思いますので、興味のある方は是非ご覧になってください。

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 ところで、先ほど三宅さんは「持っている」人だなぁという話をしましたが、もう一つ紹介しておきます。

 おそらく観艦式は今年は行われず、来年実施となるでしょう。

 三宅由佳莉さんは、来年の自衛隊記念日に10年の永年勤続表彰を受けることになりますが、そのような節目の年に、観艦式の方が合わせてくれるのですから、やはり相当強いものを「持っている」と言わざるを得ないでしょう。