6月2日(土)、日本武道館において、第55回全自衛隊空手道選手権大会が行われ、海上自衛隊東京音楽隊の三宅由佳莉さんも、市ヶ谷チームの一員としてこの大会に出場されました。
と、サラッと書きましたが、これは凄いことなんです。
全自大会に出場するだけの実力を身につけ、保つためには、日頃から弛まぬ修練を積む必要があります。
年間120回以上の演奏会をこなし、全国を駆け巡りながら、空手の腕前も全自級だなんて、本当に信じられないような方ですね。
開会に先立ち行われた式典で、三宅由佳莉選手は、国歌の独唱という大任も果たされました。下の動画(静止画ですけど)は、冒頭の写真と、潜水艦「しょうりゅう」命名・進水式の際の音源を組み合わせたもので、いわゆるイメージ映像です。どなたかが、当日の動画をアップしてくださるまでの「繋ぎ」として作ってみました。雰囲気だけでも伝わればと思います。
さて、驚きはまだ続きます。
この大会で三宅さんが出場されたのは、「女子 個人 形の部」なのですが、なんと決勝まで勝ち進み、健軍(熊本県)チームの濱美優選手と対戦しました。惜しくも優勝は濱選手に譲りましたが、全自大会に出場するだけでも凄いことなのに、堂々の準優勝とは、どこまで驚かせてくれるのでしょう。
でも、強烈な負けじ魂の持ち主である三宅由佳莉さんは、悔しかったに違いありません。間違いなく次回大会でのリベンジを固く心に誓ったはずです。
三宅由佳莉さんの、空手の世界での活躍もまた、楽しみですね。
下に空手道マガジン「JK Fun」の関連記事へのリンクを貼ります。
ところで、三宅由佳莉さんはこの大会に毎回出場されてきたのでしょうか?
それはわかりませんが、これほどの実力を身につけたのは、ここ2〜3年のことなのではないかと推察します。
勿論、大学の空手部時代にも、形の部で全国大会優勝を飾ったほどの実力者ですし、学友の方のブログ記事によれば、蹴りの威力は男子学生顔負けだったそうです。
そんな実力者の三宅由佳莉さんですが、入隊後、特に大ブレイクして以降は、プライベートな時間の使い方にも大きな制約があったでしょうし、稽古をする時間も十分に取ることはできなかった筈です。
そんな嵐のような時期が過ぎ、メディアへの露出も激減したことで、再び空手と向き合う余裕が生まれてきたのではないでしょうか。
ひと頃のようなメディアへの頻回の出演がなくなったのは、ファンにとっては淋しいことではありますが、こうして「個人の充実」を図る余裕ができたこを知ると、なぜかホッとするのも事実です。
公的活動である音楽演奏と私的活動である空手道を両立させて行けるのが三宅由佳莉さんです。どちらも目が離せなくなりましたね。
【追記】
東京音楽隊のホームページに、関連記事が掲載されています。
それによると、5月31日に行われた海自の空手道選手権大会で三宅由佳莉さんは優勝し、その流れでの全自大会だったとのこと。凄いですね(╹◡╹)
他にも興味深い内容が色々と綴られていて、一読の価値大ありです。下のリンクから是非尋ねて見てください。