これまで何度も書いてきたことですが、私が三宅由佳莉さんに「出逢った」のは、昨年の5月末から6月始めの頃ですから、丁度一年前になります。
衝撃とは、こういうことを言うのだと思い知らされた、そんな「出逢い」でした。
知らず知らずに撓んで歪み、自分でも気付かぬうちに悲鳴を上げていた命を、途轍もないパワーで瞬時に絡め取ったかと思うと、今度はそっと解きほぐしながら時間をかけて再生してくれる。そんな風に感じました。
私と同じように三宅さんと「出逢った」方も少なくないのではないでしょうか。
私の書く記事に寄せられるコメントを読むと、「みんな同じように感じてきたんだなぁ」と思うことが多々あります。
衝撃的な「出逢い」で受けた驚きと感動、そして感謝の気持ちを、誰かに伝えたくて始めたのがこのブログです。
最初は、三宅さんや東京音楽隊のこともよく分かっていませんでしたので、ネット上で動画や記事をチェックしながら、それこそ手探り状態で記事を書いていました。
そんな中、YouTubeの動画に寄せられる心ないコメントなどを見つけると、居た堪れないほど胸が痛みました。そこで、三宅由佳莉さんに代わり反論しようと「三宅由佳莉さんの憂鬱」シリーズを書き始めたのです。
衝撃的な「出逢い」に感謝したい気持ちでいっぱいだった私には、看過するゆとりがなかったのだと思います。
でも、時が経つにつれて、古くからのファンの方々にも、私の記事をお読みいただけるようになり、寄せられる多くの、励ましや諌めのコメントを読ませていただくうちに、こう思うに至りました。
「そんなことは、三宅由佳莉さんをはじめとする東京音楽隊の皆さんは、すでに克服しているに違いない」
音楽隊に課せられた使命の一つが、演奏活動を通じて自衛隊に対する国民の理解と支持を広げ、防衛基盤の拡充を図ることです。
そのような自衛隊に必要な機能の一つである音楽隊の活動ですが、その手段が音楽演奏であることから、外形上、いわゆるアーティストやミュージシャンと呼ばれる方々と同列に扱われてしまい、誰彼構わずこき下ろすことで優越感に浸りたい方々や、そもそも自衛隊を忌み嫌う方々から、悪意のあるコメントが寄せられるのは致し方のないことだと思います。
もちろん、三宅由佳莉さんが悔しさや悲しみを抱え、思い悩んだ時期もあったのでしょうが、最後は、自らの「使命を自覚」し、プロに徹することを心に誓われたに違いないと思えるのです。
三宅由佳莉さんが自覚している使命とは、「歌を通じて、より多くの人々の心に自らの思いを届け、自衛隊との紐帯を築き上げることにより、東京音楽隊の使命達成に寄与する」というものでしょう。
そのような強い「思い」があるからこそ、常に努力と挑戦を怠らず、止まることを知らない進化を続け、いつでも、凛々しく、優雅で、可憐なステージを私たちに披露してくれるのだと思います。
三宅由佳莉さんの、揺るぎない「思い」に心を致すとき、先に述べた誹謗中傷の類など、何ら取るに足らないものに思えてきます。
私たちも、そんな三宅由佳莉さんの「思い」をしっかりと受け止め、揺るぎない姿勢で応援して行ければと思います。